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JICSは、日本政府開発援助(ODA)の無償資金協力として、平成15年度から実施されている「カンボジアにおける平和構築と包括的小型武器対策プログラム*」の管理機関として、日本小型武器対策支援チーム(JSAC=Japan
assistant team for Small Arms management in Cambodia)と委託業務契約を結び、専門家派遣、物資調達、資金管理などを行い、カンボジアにおける平和構築の取り組みに貢献しています。JSACは小型武器回収、削減を通じてカンボジアの平和構築のためさまざまな活動を実施しています。
2003年9月21日(日)午前8時(現地時間)よりシエムリアップ州バンテイスレイ郡にて、JSACはカンボジア中央政府、シエムリアップ州政府と協力して、住民から供出された武器1,009丁の破壊式典を開催しました。この式典は、JSACにとって第一回目の破壊式典となりました。
同式典は小学校の敷地を借りて行われ、カンボジア内務省次官、シエムリアップ州副知事など中央政府、州政府関係者、日本から外務省の進藤雄介通常兵器室長を始め、周辺住民約1,000名が出席しました。式典の最後には、出席者全員の前で積み重ねられた武器に火が点火され、焼却処分されました。
カンボジア全体ではこれが26回目の武器破壊式典になり、これまでに110,046丁の武器が破壊されました。 |
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*「カンボジアにおける平和構築と包括的小型武器対策プログラム」とは
日本政府によるカンボジア政府に対する無償資金協力の一つあり、カンボジアの平和構築を目的とする小型武器回収のために、下記のことを実施しています。
1.自発的武器供出者の希望に沿ったインフラ整備支援
2.カンボジア政府主催の武器破壊式典の支援
3.カンボジア政府による武器の管理・登録支援
4.地域住民への武器供出のための啓発活動
※JSACの活動内容についてはホームページをご覧ください。 |
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回収された小型武器およそ1000丁
カンボジアでは、20年におよぶ内戦の内戦の遺物とし多くの小型武器がいまだ各家庭に残されています。これは平和への脅威となっており、このように不法に所持されている小型武器の数は、およそ77万丁にも達すると言われます |
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回収した小型武器にガソリンを撒く
古くなったり壊れたりした小型武器でも、3丁集めれば新品の武器を作ることができると言われています。こうした再生産を防ぐために、回収された小型武器は焼き払われます |
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炎上する小型武器 |
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