2007年8月16日
武器のない平和な社会への思いを託して、風船が飛び立つ
沢山の市民が式典に参加しました |
2007年5月24日、カンボジア・コンポントム州において、カンボジア王国内務省・日本小型武器対策支援チーム(JSAC)が主催協力して、小型武器破壊式典を開催しました。この小型武器破壊式典は、同州2回目の開催となります。この式典では2,428丁の小型武器が焼却・破壊されました。多くの小型武器はJSACの活動のもと、コンポントム州の住民が自発的に供出したものです。
式典には、コンポントム州知事の他、同州政府・警察関係者、同国内務省、多数の市民が出席しました。また、ASEAN小型武器ワークショップ(2007年5月22日〜23日 於プノンペン)に出席した各国の代表者も参加しました。同州知事のスピーチでは、「日本政府による支援、とりわけJSACが実施しているプロジェクトのおかげで、違法武器の数が減少したばかりでなく、警察の所有する武器が適正に管理されるようになった。地域の治安も向上し、さらに地域のニーズに合わせて、井戸、学校、交番等が建設され、貧困地域の住民の生活水準の向上にも寄与し、大変感謝をしている。」との謝意が述べられました。当日は、カンボジア国内外のメディアが取材に訪れ、式典の様子が報じられました。
この式典は、本プロジェクトにおいてカンボジアで開催された53回目の破壊式典で、いままでに206,122丁の小型武器がカンボジア政府によって破壊されたことになります。
*JSACは日本政府による紛争予防・平和構築無償案件の実施支援のためにJICSにより設立されたプロジェクトチームです。活動内容については、こちらをご覧ください。
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