2006年6月8日
2006年5月6日、バンダアチェの地方紙 SERAMBIに、「JICS、漁師にボート用エンジンを支援」と題する記事が掲載され、この中で、日本国政府がインドネシア政府に供与した漁船用エンジンについて、「我々漁師は、2004年12月の津波によってすべてを失った。この支援に対して非常に感謝している。」との地元の漁業組合からのコメントが紹介されました。
2004年12月に発生したインド洋津波被害に関し、日本国政府はインドネシアに対して146億円のノン・プロジェクト無償資金協力の実施を決定しました。JICSは、インドネシア政府との調達監理契約に基づき、復興に必要な物資等の調達を行なっており、漁業セクターへの支援としては、2006年5月末現在で約2億円につき業者契約を完了しています。
今般、SERAMBI紙に掲載された漁船用エンジンは、漁業セクターの調達機材として2006年3月末からアチェ州にある合計5箇所の漁業組合へと順次納入されています。今後も漁業セクター支援として6月には魚網等の漁具が納入され、今夏には漁船の修理場建設が完了し、修理用機材の納入が予定されています。
|