2007年9月10日、インドネシア国アチェブサール県水道局より、同県の水道施設復旧協力に対する記念品がJICSバンダアチェ事務所の白瀬所長に贈呈されました。
日本政府はノン・プロジェクト無償により3か所(アチェブサール県、ニアス島グヌングシトリ市、バンダアチェ市)の水道施設復旧工事を実施しています。今回は、そのうちのひとつであるアチェブサール県から復旧工事におけるJICSの協力に対して記念品が贈呈されたものです。
アチェブサール県の水道施設は、復旧完了後の2007年2月15日に正式に県に引き渡されています。この水道施設が、地域住民の生活状況および衛生面の改善に大きく寄与したとして、住民からの要望もあり、JICSに対して感謝の意が表されたものです。
同じくノン・プロジェクト無償で復旧工事を行ったニアス島グヌングシトリ市の水道施設の復旧工事も完工しており、2006年12月から住民への給水事業が開始されています。
また、本支援の対象である3か所のうち最も被害が大きかったバンダアチェ市でも、できるだけ早く住民への給水を再開したいという気持ちを強く持ち工事を進めてきました。その結果、無事に10月23日に先方機関へ引渡しを完了しました。
今後は、地域の水道局の技術者で施設の維持管理ができるように、この工事で培ったノウハウも含めた技術移転を行っていきます。
普段、私たちは水道から水が出てくることをあまり意識していません。しかし、水は私たちの生活になくてはならない大切なものです。今回の地域住民の方々の貴重なご好意をしっかりと受け止め、JICSは今後もさまざまな案件をサポートしていきます。