2006年1月10日
スリランカでは、2004年12月26日に発生したインド洋津波被害に対して日本国政府から供与されたノン・プロジェクト無償資金協力により、全13小中学校の再建が進められています。JICSは、この再建プロジェクトの調達監理機関として、施工業者および施工監理のコンサルタントを選定するとともに、進捗監理を行なっています。
2005年11月15日、カルタラ県スリ・スマンガラ小中学校建設予定地において、出席者総勢1,000名を数える盛大な起工式が行なわれました。この学校は3,000名の生徒を抱え、再建対象13校の中でも最大規模の学校で、起工式にはスリランカのメンディス大統領府上席次官、クーレイ西部州首席大臣、宮原日本国大使館書記官、植嶋独立行政法人国際協力機構(JICA)事務所長、JICSの神保統括プロジェクトマネージャーらが出席しました。参列した同校の校長をはじめ、教職員や生徒からは、再建に対する日本への感謝と大きな期待が寄せられました。
これに先立ち、6月に着工したハンバントタ州ディーパンカラ校は再建校の第一号で、12月下旬に竣工を迎える予定です。今回のスリ・スマンガラ校が完成する2007年7月までには、全13校が順次、スリランカに引き渡される予定です。
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