式典の最後には、JICS独自のプロジェクト支援として各学校に贈呈する記念品が司会者により紹介されました。
今回の記念品は、各校の校長先生や先生からの要望をもとに、指導用具の中でもとりわけ重要と考えられる算数教育に必要な道具類(黒板用定規のセットとコンパス)や、日本を含め世界には多くの国々があることが理解できるようにとの観点から地理用の教材(地球儀、世界地図)としました。
また、生徒達の健全な発育を目指し、レソトで人気の各種球技のボール(サッカーボール、バレーボール、ネットボール)も記念品に含めました。司会者からサッカーボールが紹介された際には、生徒達から一段と大きな歓声が上がりました。
後日、記念品を各校に配布した際には、先生、全校生徒から大歓迎を受け、感謝の歌や踊りなどが披露され、嬉しい時は皆で歌を歌い、踊りを踊るというレソトの文化に触れる一面もありました。
今回のプロジェクトによって建設した学校の定員数は合計で2,800人ですが、学校不足が深刻なレソトでは、定員数を上回る多くの生徒が利用することが見込まれています。
今回建設した学校は、相手国政府と地域住民により維持管理され、今後毎年新入生を迎えながら新たな校風を築き、地域に貢献する人材を育てるよう、大きな期待を担っています。