ニカラグアで実施されているコミュニティ開発支援無償「北部地域教育施設改修及び機材整備計画」に関しては、JICSの独自事業の一つである「プロジェクト支援事業」により、各校の竣工にあわせて自然科学辞典、自然環境保護辞典、バレーボール、サッカーボールを記念品として贈呈しています。ニカラグアでは、辞典類や体育用教材は高価であることから、学校に備わっていない場合が多く、たとえ備わっていたとしても、老朽化により実際の使用に耐えない場合が多くあります。こうしたことから、今回の記念品は生徒や学校側に非常に喜ばれました。
また、今回の記念品には、日本の援助によるプロジェクトのよい思い出を残すという目的とともに、ニカラグアの明日を担う生徒たちに、様々な分野への興味を持ってもらうきっかけ作りになればとの思いも込められています。将来、生徒たちがニカラグアと日本の友好の架け橋となってくれること、そして世界で活躍してくれることを期待して、JICS職員は竣工した学校の生徒代表、先生方に記念品を手渡しました。
生徒や先生方からは、「学校を建ててくれただけでも日本への感謝でいっぱいなのに、辞典やボールまでもらうなんて、もう私たちの一生をかけても恩返しできないよ」と言って笑顔で喜んでくれました。