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中国政府と調達監理契約を締結
TOP事業無償資金協力関連事業感染症対策無償

 〜結核患者発見率と治癒率の向上に寄与〜
中華人民共和国 第4次貧困地域結核抑制計画《平成16年度》
  2004年7月6日、感染症対策のための無償資金協力が日本政府と中国政府との間で決定されました。
 これを受けて、JICSは、2004年7月29日に本案件の調達監理機関として、入札手続、機材の納入業者契約、機材検収を行う旨の契約を同国衛生部と締結しました。
 WHOは世界の22か国を結核高負担国(推定全結核患者数上位22カ国で、全世界の結核患者の80%を占める)と指定しており、中国は世界第2位の結核高負担国とされています。中国政府は、結核対策として、WHOの技術指導と世銀からの借款により、1992年から11省2自治区でDOTS戦略*を基本とした結核対策を開始しました(「世銀Health Vプロジェクト」)。このような状況を踏まえ、日本政府は、同国衛生部が実施する「貧困地域結核対策」を、平成12年度より9省3自治区について、DOTS戦略に不可欠な抗結核薬、顕微鏡を調達する支援(第一次〜第三次「貧困地域結核抑制計画」)を実施しています。
 この計画が実施されることによって、結核患者発見率および結核治癒率が向上されつつあり、中国の結核対策に大きく貢2004年7月29日、中国衛生部と調達監理契約を調印 献しています。
 JICSは、同国衛生部の調達監理機関として、抗結核薬、顕微鏡、結核治療普及のためのポスター等について、調達監理業務を実施しました。これらの資機材は、2005年末までに全て納入される予定です。
*DOTS(Directly Observed Treatment, Short-Course:直接監視下短期化学療法)
結核療法は従来1.5〜2年間の治療方式であったが、1989年にWHOが「複数の抗結核薬を短期間(6〜8か月)集中的に医師等の監視下で服薬すれば結核は完治できる」として患者が薬を確実に服用することを監視するDOTS療法を提唱した。結果的にDOTSは安価(薬剤費15米ドル/人)で治療効果が高いことが証明され、現在ではWHOの枠内に留まらず、世界中の政府機関、NGOを糾合した運動体として「STOP TB Initiative」となり2002年には155ヶ国への結核対策に貢献している
(写真)調印 2004年7月29日
中国衛生部と調達監理契約を調印
 
プロジェクト情報
プロジェクト名
中華人民共和国第4次貧困地域結核抑制計画〈平成15年度〉
政府間決定日
2004年7月6日
供与(EN)額
4.05億円
納入日
2005年12月末
プロジェクト内容
9省3自治区(四川省、青海省、河南省、内蒙古自治区、江西省、陜西省、安徽省、貴州省、雲南省、山西省、広西荘族自治区、西蔵自治区)の貧困地域に結核対策としてDOTSを展開するための無償資金協力。5年計画でプロジェクトが実施されることになっており、今回は第4次(4回目)
JICSの役割
本プロジェクトの調達監理機関として、本プロジェクトの進捗監理(入札開催、業者契約などを含む)および資金管理を実施
調達品目
抗結核薬、顕微鏡、ポスターなど
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