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〜HIV感染拡大の危険性の低減と適切なる性感染症の治療に寄与〜 |
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2004年6月4日、タンザニアの感染症対策のための無償資金協力として、「第二次感染症対策計画」の実施が、日本政府とタンザニア政府との間で決定されました。
これを受けて7月26日、JICSはこの計画の調達監理機関として、入札手続、機材の納入業者契約、機材検収を行う旨の契約を同国保健省と締結しました。
タンザニアでは、1985年より2002年に渡り継続的にHIVの諸対策を実施してきましたが、HIV感染者は依然として増加し続け、2002年末で感染者数は150万人に達し、年間死亡者数は14万人と推定されています。
このような状況を改善するために、日本政府は同国保健省が実施する「感染症対策計画」を平成14年度より支援し、JICSは簡易機材調査の時点からこの計画に関わっています。
この計画が実施されることによって、輸血によるHIV感染拡大の危険性の低減、適切な性感染症の治療を受けられる患者の増加、また、HIVカウンセリングセンターが効果的に活動できるようになることによって、感染率の低下、母子間感染の低減が期待されています。 |
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調達監理契約の署名後、契約書を交換するタンザニア保健省M.J.
Mwaffisi事務次官(左)とJICS伊藤プロジェクトマネージャー(右) |
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プロジェクト名 |
タンザニア 第二次感染症対策計画(平成16年度感染症対策無償) |
政府間決定日 |
2004年6月4日 |
供与(EN)額 |
3.02億円 |
納入日 |
2005年10月予定 |
プロジェクト内容 |
タンザニアのHIVおよび梅毒対策のために必要な機材の調達 |
JICSの役割 |
調達監理機関として進捗管理(入札開催、調達業者選定、機材検収)を実施。JICSは2001年より2年間に渡って調達監理を実施してきており、今回は同プロジェクトの3回目 |
調達品目 |
HIV検査キット、梅毒の検査キット、性感染症治療薬を含めた16品目 |
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