2006年12月27日
起工式にて鍬入れ式を行うアルタフ・サリーム地震復興庁議長と小島駐パキスタン大使 |
2006年3月13日、日本国政府はパキスタン政府とパキスタン北部へのノン・プロジェクト無償資金協力にかかる交換公文を締結しました。本プロジェクトでは北西辺境州バタグラム県の被災した病院、保健医療施設、小中学校等の再建を計画しています。特に今回の震災で大きな被害を受けたバタグラム県中央病院の仮設手術棟建設に関してはパキスタン政府からの強い要望がありました。そこで、JICSは4月上旬より入札を開始し、同月中に業者を選定、6月初旬より建設に着工しました。
この仮設手術棟は同年9月下旬に完成し、震災後1年にあたる10月8日にアジズパキスタン首相、小島駐パキスタン大使臨席の下、開所式が盛大に行われました。また、日本・パキスタン両政府関係者・地元の方々も多数出席しました。
JICSは今後もパキスタンの復興に向け、学校、医療施設、橋梁などの再建に貢献できるよう支援を続けていきます。
|