質の高いインフラ投資で「アフリカの角」物流拠点ジブチの主要幹線道路を改修
−ODA「経済社会開発計画」の契約署名式を開催−

2019年5月14日

「アフリカの角」地域
(写真)
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アリ大使のスピーチで
関係者の士気が高まりました

 ジブチは紅海及びアデン湾に面しており、「アフリカの角」地域の物流拠点として重要な役割を担っています。しかし、道路の老朽化に伴うひび割れや路肩損傷等が物流の大きな阻害要因となっており、道路の整備・改修が喫緊の重要課題となっています。

 そのような中、ジブチ政府は道路状況改善に向けて日本政府に協力要請を行い、主要幹線道路の改修を行うODA無償資金協力「経済社会開発計画」(供与額39億円)の実施が2018年11月に決定しました。このプロジェクトは2016年8月開催の第6回アフリカ開発会議で日本政府が表明した「『質の高いインフラ投資』の推進による連結性の強化」を具現化するものです。ジブチと隣国エチオピアとを結ぶ主要幹線道路である国道一号線の、特に損傷の著しい約20km区間の改修を実施し、交通の円滑化及び安全性の向上が実現します。

 JICSは2018年12月にジブチ政府と調達代理契約を締結し、ジブチ政府の代理人として、プロジェクトに携わっています。2019年1月に建設業界向け説明会を行うと同時に、施工者選定のための入札準備を進め、4月に入札と契約署名式をJICS本部にて開催しました。

 4月22日の契約署名式にはアホメド・アライタ・アリ駐日ジブチ共和国大使、スバネ・サイード・イスマエルジブチ共和国設備運輸省道路局長をはじめとして、コンサルタントの八千代エンジニヤリング株式会社、施工契約を交わす大日本土木・戸田建設共同企業体(落札者)とJICS(調達代理機関)が参加し、両国のプロジェクト関係機関・企業が初めて一堂に会しました。

 署名式でははじめに、アホメド・アライタ・アリ大使より、ジブチの道路改修は喫緊の課題で、速やかなプロジェクトの実施が大変重要であること、そのため本日参集いただいた機関、企業の皆様に協力いただきたい、ジブチ側でも最大限プロジェクトの推進に尽力する、との力強いスピーチをいただき、出席した関係者約20名は、皆引き締まった面持ちとなりました。

 なお、現地ジブチでは、この署名式の模様が即日ジブチ国営テレビ(RTD Djibouti)のニュースで取り上げられ、翌日の現地新聞でも報道されました。関係者一同、ジブチにおけるこの道路改修の重要性と本プロジェクトへの期待の高さを改めて認識しました。

 今回の工事は、共に国内外での豊富な実績を持つ大日本土木・戸田建設共同企業体が施工者として選定され、プロジェクトの調査及び設計を担当した八千代エンジニヤリング株式会社が引き続き施工監理を行います。JICSはこのチームが有する日本の優秀な道路改修技術が最大限発揮されるよう、プロジェクトマネジメントを進めてまいります。1日も早く道路アクセス環境を改善し、ジブチの経済社会開発を推進するとともに、「アフリカの角」地域の物流円滑化、ひいては日本が掲げる自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて全力で取り組む所存です。


大日本土木・戸田建設共同企業体とJICSの契約署名、ジブチ設備運輸省道路局の契約承認署名の様子

関係機関・企業の代表者でしっかりと手を握り合いました。(左からアホメド・アライタ・アリ駐日ジブチ共和国大使、スバネ・サイード・イスマエルジブチ共和国設備運輸省道路局長、JICS代表理事久保徹、大日本土木・戸田建設共同企業体代表 波多野秀美大日本土木株式会社執行役員・海外支店長

*RTD Djibouti 4月22日で取り上げられたニュースは以下のURL (YouTube)からご覧いただけます。
RTD : Journal Francais du 22/04/2019 (フランス語 19:26頃〜)
https://youtu.be/tKRXPaA_Gi0?t=1166

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