被災地石巻のお母さん達が作ったカードケースとしおりを世界各地にお届けしています

2014年6月2日

 JICSは東日本大震災の被災地支援、そして被災地の方々の支援に対する感謝の気持ちを伝えることを目的として、被災地活動団体の製品を購入し、出張先の方々にお届けする取組みを行っています。

 このたび、石巻市の元気なお母さん(かあちゃん)達が手仕事で様々な製品を作っている「おだってばりぃで(宮城弁でふざけてばかりいてという意味の団体名)」のカードケース(名刺入れ)としおりを、2014年2月末〜5月中旬にかけてアフリカや中南米地域を中心とした出張先の方々に手土産としてお届けしました。

 2014年2月初旬、JICSへ「おだってばりぃで」から感謝のお便りと共に、様々な模様や色の着物生地(織物)で作られたカードケースとしおりが届いた際には、さっそくチェックに来た職員から、「とっても素敵!」「外国の方が喜んでくれそう」など歓声に近い声が上がりました。

 その後JICSでは「このカードケース(しおり)は東日本大震災の被災地の方々が制作したものです。被災地の方々の世界の皆様に対する感謝の気持ちをお届けするために、JICSはこの製品を選びました。」というメッセージを英語、仏語、西語に翻訳し、各言語のメッセージシールを作成しました。そして出張直前に訪問先の言語に合わせたメッセージシールを製品の外袋に貼り、お渡しする際には、今回の取組みや製作団体について説明も行いました。

 受け取った方々からは、趣旨をご理解いただき、被災地に対するお見舞いや励ましの言葉をいただきました。また、気に入ってすぐに使い始めた方もいらっしゃったとのことです。

 いただいた励ましの言葉は、製作した「おだってばりぃで」の皆様、製品の販売手続きなどを代行し、被災地活動団体への継続的な支援を目指して運用されているポータルサイト「応援もなか」を運営しているNPO法人「応援のしっぽ」の皆様にお伝えしています。

 お届けした際に撮影した写真やいただいたコメントを一部ご紹介します。

出張先でカードケースやしおりをお届けした時の様子です

ニジェール

ウマニ中等教育大臣(右)
(写真)
ウマニ大臣からは、被災者へのお見舞いのお言葉と、一日も早い復興を、とのお言葉をいただきました。
 
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中等教育省でしおりや製作団体について説明中。

パラグアイ

マリア・モラーレス環境庁大臣(中)、大臣顧問(左)

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モラーレス環境庁大臣から、感謝とともに一刻も早い被災地の復興を願っているとのお言葉をいただきました。

シエラレオネ

財務経済開発省、貿易産業省にて

(写真)
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セネガル

教育省にて

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グレナダ

外務省にて

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ガーナ

教育省にて

(写真)