JICSの3名がカンボジア政府より勲章をいただきました

2017年2月7日

(写真)
ソー・ケン副首相兼内務大臣(左)、JICS渡辺(右)

 日本のODA(政府開発援助)プロジェクト「第二次地雷除去活動計画」の完了及び「第三次地雷除去活動強化計画」の開始式典がカンボジア バッタンバン州バナン郡で昨年末に開催されました。

 JICSは「第二次地雷除去活動計画」において、日本政府より資金援助を受けたカンボジア地雷対策センター(CMAC)と契約を交わし、同センターの代理人として、地雷除去機材の維持管理に必要な機材を調達し、調達した機材を用いて地雷除去活動を推進しました。その対象面積は5,600ヘクタール(東京ドーム1197個以上の面積)に及び、地雷除去後の土地には農道を造るなどインフラが整備され、また地元の農家に対する農業トレーニングが実施されました。

 このプロジェクトでのJICSの活動が評価され、式典の席でソー・ケン副首相兼内務大臣よりJICSの芹澤、安田、渡辺が勲章を授与されました。

 この式典には、カンボジア側からセレイ・コソル上級大臣兼カンボジア地雷対策犠牲者支援機構(CMAA)第一副委員長、ヘン・ラタナCMAC長官、チャン・ソパール バッタンバン州知事、サムロー、バナン、バベル、ラタナックモンドル各郡長、日本側からは堀之内 秀久駐カンボジア日本国大使、安達 一JICAカンボジア事務所長が出席したほか、CMACを支援している各国の代表、CMAC職員、そしてたくさんの地域住民が参加し、合計約4,000人の大規模な式典となりました。

 現在JICSは、第三次地雷除去活動強化計画の調達代理機関として業務を実施中ですが、これまでの経験を活かし、さらに効果的かつ効率的なプロジェクトの実施に取り組んでまいります。


関係者での記念撮影
左より、CMAC 住民支援マネージャー チャン・サンバット氏、地雷除去開発マネージメント課長 レン・チュウレン氏、
JICS渡辺、芹澤、安田

※JICSが携わってきたカンボジアの紛争予防・平和構築に向けた支援はこちらのページに掲載しています。