国別特集 ミャンマー
2011年の民政移管後、ミャンマーでは急速な民主化と経済改革が進んでいます。
ミャンマー政府の幅広い分野における改革努力を後押しするため、日本政府は2012年4月に同国に対する経済協力方針を見直し、
- 国民の生活向上のための支援
- 経済・社会を支える人材の能力向上や制度整備のための支援
- 持続的経済成長のために必要なインフラや制度の整備等の支援
の3つを重点分野に掲げ、円借款を含めた本格的な支援を開始しました。
JICSは、ヤンゴンにプロジェクトオフィスを設置し、この3つの分野に関連するプロジェクトの実施に取り組んでおり、その一部について紹介しているホームページ記事をご案内します。記事の題名をクリックしていただくと記事掲載ページが開きます。
(1)「洪水被災学校再建計画」

「洪水被災学校再建計画」で
完成した2階建て校舎
年報より
(2)「地方村落電化計画」
上水道施設整備と同施設のマネジメントにより漏水率の低減、水供給能力、無収水対策マネジメントの能力向上をめざし、日本企業の海外展開も支援。



「地方村落電化計画」では太陽光発電(左)と小水力発電(右)など再生可能エネルギーによる発電システムの導入により、電気のなかった村落に明かりを届けました。
導入した村落の皆さんは、笑顔いっぱいで日本への感謝の気持ちを伝えてくれました。
(3)「ヤンゴン市無収水削減計画」

「ヤンゴン市無収水削減計画」の
事業開始セレモニー
上水道施設整備と同施設のマネジメントにより漏水率の低減、水供給能力、無収水対策マネジメントの能力向上をめざし、日本企業の海外展開も支援。
(4)「サイクロン「ナルギス」被災地小学校兼サイクロンシェルター建設計画」

完成した小学校兼サイクロンシェルター(サイクロン「ナルギス」被災地小学校兼サイクロンシェルター建設計画)
サイクロン「ナルギス」の被災地域に13校の小学校兼サイクロンシェルターを建設
(5)ヤンゴン工科大学機材整備プロジェクト

「ヤンゴン工科大学機材整備プロジェクト」で調達した機材の一部
日・ASEAN統合基金を活用し、電気・IT・機械・金属・化学・鉱業・地質・石油分野などの検査機器、実験用機材、トレーニング用機材など約100品目を調達