研究支援無償
研究支援無償は、開発途上国が抱える諸問題についての研究活動の推進に対する支援や、開発途上国向け製品等の新技術についての研究・開発、製品化に対する支援を目的とした無償資金協力です。
JICSの役割
JICSは2001年度より2009年度まで、開発途上国政府との契約に基づき研究・開発活動のために供与された無償資金を適正に管理するとともに、両国の研究者やメーカーの活動が円滑に実施されるための調整、サポートなどを行ってきました。
JICS INFO-PACKスキームシート
研究支援無償(PDF/335KB)
JICSが関わってきたプロジェクト
- カンボジア
第二次地雷除去活動支援機材開発研究計画 - 供与額:4.84億円 / 政府間決定日:2007年9月6日
カンボジア国の環境に適した地雷除去機の研究・開発活動を支援(2005年度研究支援無償で実施された実証試験の結果を受けて改良した日本製地雷除去機をカンボジアの地雷原に投入し、より効率的な地雷除去活動に向けた検証を行う。)
- カンボジア
地雷除去活動支援機材開発研究計画 - 供与額:4.16億円 / 政府間決定日:2006年3月17日
カンボジア国の環境に適した地雷除去機及び探知機の研究・開発活動を支援(日本で開発が進められた対人地雷除去機・探知機をカンボジア国に搬入し、除去及び探知能力の実証試験及び評価を行う)
- インドネシア
第二次インドネシア共和国の地方分権化研究計画 - 供与額:0.93億円 / 政府間決定日:2003年3月14日
地方自治制度に関する政策に必要な提言を行うための研究に必要な資金供与
- インドネシア
インドネシア共和国の地方分権化研究計画 - 供与額:1.17億円 / 政府間決定日:2002年4月25日
地方自治制度に関する政策に必要な提言を行うための研究に必要な資金供与
国際開発ジャーナル」誌(国際開発ジャーナル社発行)掲載の関連記事
- 2005年6月号
厳しい環境のなか、貴重な実証試験を繰り返す
- アフガニスタン 「地雷除去活動支援機材開発研究計画」をふり返って(PDF・3P/51KB) - 2004年9月号
柔軟な知的支援スキームの戦略的な活用を
- 研究支援無償の第一号「インドネシア地方分権化研究計画」が終了(PDF・3P/48KB)
参加者:
一橋大学教授 浅沼信爾氏
国立情報学研究所教授 小原雅博氏
JICS専務理事 今津 武